SVシングルS12最終50位(rate2105)
ずっと最終3ケタでしたが、やっと最終2ケタがとれたので構築記事書きます。
あとレートも初めて2100超えました。
修論が忙しいので、大雑把に書きますが、ご容赦ください。
個体紹介
(1)キョジオーン
テラスタイプ:毒
性格:しんちょう
努力値:252-0-0-0-252-4
特性:きよめのしお
持ち物:たべのこし
技構成:しおづけ、じこさいせい、みがわり、まもる
役割:ハバタクカミ受け、物理受けカイリューに投げる
コメント:HDに特化することで実はガチグマのC特化だいちのちからが80%弱しか入らない。中旬にキョジオーンを見せびらかす戦術が流行っており、どうせ出さないでしょwと舐めていた人が多かった。
(2)オーガポン
テラスタイプ:炎
性格:いじっぱり
努力値:220-100-164-0-20-4
特性:かたやぶり(おもかげやどし)
持ち物:かまどのめん
技構成:ツタこんぼう、ウッドホーン、がんせきふうじ、でんこうせっか
役割:モロバレル入りに投げていた。
コメント:配分は変えた方が良い。最終日前日までガチグマを使っていたが、どちらでも良いと思う。
(3)パオジアン
テラスタイプ:ゴースト
性格:ようき
努力値:0-252-4-0-0-252
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:きあいのタスキ
技構成:つららおとし、ふいうち、せいなるつるぎ、ぜったいれいど
役割:よく分からないときに初手絶対零度していた。
コメント:初手に投げて絶対零度が当たったら勝てた。炎上しないか不安だが、最終日も初手に投げて絶対零度連打したり、ほぼ負けの状態から絶対零度当てて逆転していた。ほとんど絶対零度しか押さないので、耐久に振った方が良かったかもしれない。
(4)ハバタクカミ
テラスタイプ:フェアリー
性格:ひかえめ
努力値:4-0-76-236-4-188
特性:こだいかっせい
持ち物:こだわりメガネ
技構成:ムーンフォース、シャドーボール、10まんボルト、サイコショック
役割:攻め駒
強かったところ:一般的によく知られている通り普通に強い。A4振り霊獣ランドロスの地震を耐えるように調整した。
(5)ウーラオス
テラスタイプ:水
性格:意地っ張り
努力値:204-252-4-0-4-44
特性:ふかしのこぶし
持ち物:こだわりハチマキ
技構成:すいりゅうれんだ、インファイト、アクアジェット、とんぼがえり
役割:初手要因
強かったところ:普通に強い。準速キノガッサ抜き。
(6)カイリュー
テラスタイプ:フェアリー
性格:ずぶとい
努力値:252-0-252-0-4-0
特性:マルチスケイル
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:ほのおのうず、アンコール、でんじは、はねやすめ
強かったところ:普通に強かった。HPが偶数なのが気持ち悪いが、ウーラオスの冷凍パンチに少しでも強くするためHBに特化した。
構築経緯の経緯
ポケモン対戦を何戦かしていたところ、初手で相手のポケモンをワンパンした試合は勝てることが多く、逆に初手で相手のポケモンに自分のポケモンをワンパンされたときは負けることが多いと気付いた。したがって、安定して勝つためには、初手で相手のポケモンをワンパンできるポケモンを準備することが望ましいと考えた。しかし、常に100%の確率でそのようなことができるポケモンは存在しない。さらに、いわゆる厨ポケは型が多様化しており、初手の対面における勝ち負けが相手の育て方(努力値配分、技構成、テラスタイプ、持ち物など)に左右される。例えば、自分がスカーフハバタクカミを初手に出し、相手がウーラオスを初手で出してきたとき、ウーラオスの持ち物がタスキでなく、テラスタルをされない時はムーンフォースでワンパンできるが、逆にタスキを持っている場合や、テラスタルされた場合は対面に負けてしまう。
以上の考察より、できるだけ多くのポケモンをワンパンできるポケモンを初手に置き、そのポケモンで勝てない可能性があるポケモンに対して引き先を用意することが重要だと考えた。そのために、構築は①初手に来やすいポケモンを網羅的に調べる②それらのポケモンに対して有利に試合を進められる初手と初動を考える、の2ステップで行った。
構築経緯
①初手に来る可能性が高いポケモンとその育て方まとめ
いわゆる旧Big6と新Big6の主な型をまとめると次の通り
(1)カイリュー(大きく分けて物理受け、龍舞スケショ、その他)
(2)ハバタクカミ(エナジー、メガネ、スカーフ、タスキ)
(3)水ウーラオス(タスキ、スカーフ、ハチマキ、パングロビルド)
(4)パオジアン(タスキ、珠、ハチマキ)
(5)サーフゴー(メガネ、スカーフ、マント、電磁波)
(6)ディンルー(ステロ、アタッカー)
(7)オーガポン(耐久調整が色々)
(8)ガチグマ(チョッキ、木の実食べ残し)
他にもランドロスやキラフロルなど初手に来やすいポケモンはいるが、時間がないのでここでは旧Big6と新Big6のみ記述することにした。実際には膨大な数のポケモンとメジャーな育て方をまとめたノートが手元にある。
②上記のポケモン達で構成された構築に対して用意した選出と初動
選出
初手:ハチマキ水ウーラオス
控え:物理受けカイリュー、カミ受けキョジオーン
初動
相手の初手に合わせて、機械的に次のように初動を行う。私のシュミレーションによると、以下のような機械的な選択でほとんどの場合で有利に試合を進められる。
(1)カイリュー
非常に不安定な対面。とはいえ、カイリューは型が多すぎるので仕方ない。色々模索したが、比較的安定したムーブが次の通りである。まず、ウーラオスでとんぼを押す。先手で動き、ゴツメだったときは電磁波されている可能性が高いのでキョジオーンに引く。先手で動き、ゴツメじゃなかったときはよく分からない。龍舞スケショの場合は先手で龍舞されるので、後手からとんぼでカイリューを出して、2ターン目にフェアリーテラスしてアンコール押す。スケショだった場合は、スケショを固定させられるので非常に有利。アイへ打たれたときは次に水ウーラオスに引いて何とかする。
(2)ハバタクカミ
少し不安定な対面。キョジオーンに引く。メガネ以外はキョジオーンに引けば受けられるので、有利に試合を進められる。メガネだった場合もキョジオーンで毒テラスして切り返すことができる。ただし、メガネカミは水ウーラオスがスカーフだったときを考えて一旦引いてくれることが多かった。上旬と中旬はキョジオーンに引くムーブが非常に安定したが、下旬からメガネカミと痛み分けカミが増え、再考の余地があったと思われる。
(3)水ウーラオス
少し不安定な対面。カイリューに引けばだいたい有利になる。そのとき相手の持ち物が分かるので、それに応じた2ターン目以降の動きを用意してあるが、ここでは省略する。
(4)パオジアン
少し安定した対面。水流連打したらだいたい対面に勝てるので、そうしていた。火力アップアイテムを持った電気テラバーストが怖いが、それは仕方ないと思って切っていた。
(5)サーフゴー
かなり安定した対面。どの型でも水テラスして水流連打したらだいたいワンパンなので、そうしていた。実はHB特化の場合は乱数で耐えられるが、これも仕方がないと考えた。
(6)ディンルー
かなり安定した対面。とんぼを押していた。テラスタルとステロを押されていることがほとんどなので、カイリューに繋いでアンコールしていた。
(7)オーガポン
かなり安定した対面。どの調整でも、私のウーラオスはウッドホーンを耐えることができ、水テラス水流連打でワンパンすることができる。パワーウィップは切っていた。後で別のポケモンにテラスを切りたい場合もあるので、その場合はインファイトをしていた。インファイトでもほとんどのオーガポンはワンパンできる。
(8)ガチグマ
非常に安定した対面。持ち物によらずインファイトでワンパンできる。
(9)悪ウーラオス
非常に安定した対面。どの型でも水テラス水流連打でワンパンできる。
実際には(1)~(9)以外のポケモンや構築についても初動は用意してある。例えば、ママンボウ入り、キラフロル入り、受けループ、(1)~(9)のうちハバタクカミがいない構築に対する選出、初動も用意していた。だが、余白が狭いので省略する。
振り返り
下旬からメガネカミ、痛み分け挑発カミが増え始めたので、キョジオーンを別のポケモンに変えた方が良いかもしれない。
環境に存在するポケモンを網羅的にまとめあげ、それらに対する選出と初動を用意するという強引な方針で最終50位(とrate2105)を達成することができた。1ターン目や2ターン目なら人間の演算能力で、ある程度安定して勝てる選出と初動を用意することができると私は考えている。この構築の組み方が気に入った方がいれば、あなたもノートとペンを用意し、環境にいるポケモンを全て書き下し、できるだけ幅広く対応できる選出や初動を作ってみてはいかがだろうか。